「読んだら忘れない読書術」(樺沢紫苑)をAudioBookで聴いてみた!

読書後、「メチャクチャいいこと書いてあった」と目からウロコが落ちまくったことは無いでしょうか?
「この本で人生変わる!」と新たな未来に期待しまくったことは無いでしょうか?
そして、そんな感想を持ったのに1ヶ月後「どんな内容の本だったの?」と訊かれ、「えーと…」としか答えられなかったことは無いでしょうか?

「読んだら忘れない読書術」は、読んだ本の内容を忘れないようにするためのアイデア満載の本です。
「読んだら忘れない読書術」の要約
「読んだら忘れない読書術」の著者は、精神科医の樺沢紫苑さん。
札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。精神科医、映画評論家、作家、YouTuber。
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樺沢さんは毎日10~20枚程度の原稿を書き、TwitterやFacebook、YouTubeにも毎日投稿しています。
それだけの情報発信をしてもネタ切れにならないのは、月20~30冊の本を読み、記憶に残しているからだと言います。
また、本書では日経新聞の調査を引用し、年収と読書量は比例することを明らかにしています。
ただし、読書量を増やしても記憶に残らなければ単なる時間の浪費。

記憶に残らなければ、読書をしてもしなくても大差ありません。
本書は「アウトプット」と「スキマ時間」をキーワードに、「読んだら忘れない読書術」を教えてくれます。
1週間に3回のアウトプット
「読んだら忘れない読書術」1つめのキーワードは「アウトプット」。
せっかく時間をかけて読書をしても、1週間もすれば忘れてしまうのはアウトプットをしていないから。
脳科学の研究によると、読書後7~10日以内にアウトプットを3~4回すると記憶に残りやすいんだそうです。
本書では5つのアウトプット読書術を紹介しています。
- マーカー読書術
- テレビショッピング読書術
- ソーシャル読書術
- レビューライティング読書術
- 生グレープフルーツサワー読書術
名前だけを見てもイメージが沸かない読書術もありますが、例えば、マーカー読書術は本にアンダーラインを引いたり、メモを取ったりしながら読むだけです。
これだけでもアウトプットを1回したことになります。

インプットはスキマ時間に
「読んだら忘れない読書術」の2つめのキーワードは「スキマ時間」。
本を読むときは、まとめて読むよりもスキマ時間に小分けして読んだほうが記憶に残りやすいんだそう。
僕は、テスト勉強や読書などは時間をかけるほうが良いと思って生きてきたので、これは意外です。
その根拠として、樺沢さんは次の4つの読書術について解説しています。
- ウルトラマン読書術
- 5分・5分読書術
- 15-45-90読書術
- 熟睡読書術
一つだけ紹介すると、「5分・5分読書術」は人間の集中力の特徴を生かした方法です。
人間は最初と最後に集中力が高まり、記憶力も高まるんだそう。
つまり60分間の読書にしてしまうと、集中力の高まりは最初と最後2回の合計10分しかありません。
そこで、60分ではなく15分を4回にすれば、集中力の高まる5分間が8回訪れることになります。


本書は、この他にも記憶に残す読書術をたくさん紹介しています。

「読んだら忘れない読書術」の抜粋
「読んだら忘れない読書術」を聴いて、
印象に残った文章を抜粋しました。
覚えていない、つまり「記憶」に残っていないということは、それは「知識」としてあなたの中に定着していないということ。
もっと言ってしまえば、その読書は何の役にも立っていない、ということと同じなのです。
「読んだら忘れない読書術」より
月に7冊読むだけで、あなたは読書量において日本人の上位4%に入ることができるのです。
「読んだら忘れない読書術」より
20~30代の年齢層を見ると、年収800万円以上の月額書籍購入費は、2,910円。2006年次の調査と比較して19%増になっています。
年収400~800万円未満の人たちは2,557円で23%増。
400万円未満の人たちは、1914円で24%減、という数字が出ています。
「読んだら忘れない読書術」より
年収が高いほどほんの月額購入費が高く、年収が低いほど月額購入費が少ない。
脳が「重要な情報」と判断する基準は2つです。
「何度も利用される情報」と「心が動いた出来事」です。
「読んだら忘れない読書術」より
毎日、2時間、電車の中でスマホを使ってゲームやメールをしても、あなたの収入は1円も増えませんが、毎日、2時間の読書で月に10冊の本を読めば、年に120冊の本を読めます。
「読んだら忘れない読書術」より
「読んだら忘れない読書術」を仕事にどう活かす?

僕も、成功している経営者の多くが読書家であるのを知って、聴く読書を始めました。
なので年収と読書量が比例するのは大いに納得です。
ただ、読書量だけ増やしても意味がないので、記憶に残し実践できるかどうかが肝心ですね。
僕は今、2日で1冊は本を聴いています。
調査によると、日本人は月間7冊読むと上位4%に入れるそうなので、僕は余裕で上位に入れます。
しかし、記憶に残っているかというと微妙です。

本を聴いたあとでメモを取っていましたが、1週間もすると何が書いてあったか忘れる本も多数あり、このブログを始めました。
それでもまだ2つなので、もう1つ何かアウトプットしないと記憶に残らないことになります。
ということで、本書に書いてあった、他人に読んだ本を勧める方法を試してみようかと思います。
話す相手はアルバイトの学生たちです。


「読んだら忘れない読書術」のデータ
「読んだら忘れない読書術」 | |
出版日 | 2015/4/14 |
著者 | 樺沢紫苑 |
ナレーター | 山田晴久 |
出版社 | サンマーク出版 |
再生時間 | 06:51:38 |
図表 | なし |
チャプター数 | 21 |
紙書籍価格 | 1,620円 |
AudioBook
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1,620円 |

まとめ
聴く読書は、記憶に残らないと言われることもありますが、読む読書も同じようなものだと知って、妙に安心しました(笑)
結局、インプットの仕方はどうであれ、アウトプットをしないと本を読んだり聴いたりしても記憶には残らないんですね。
今日からは、メモ、ブログ、そして本書で学んだ「人に勧めるアウトプット」を実践していこうと思います。
AudioBookはこんな人に向いています
自動車によく乗る人
自転車通学をしている人
通勤時間が長い人
運動するのが好きな人
家事をする時間が長い人
本を読むのが苦手な人
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