「伝え方が9割」(佐々木圭一)をAudioBookで聴いてみた!

経理の山田さんは若い後輩の出した領収書は落としてくれるのに、俺が出した領収書はにべも無く断る。
40を過ぎた山田さんも、やっぱり若い男には甘いな。
俺だって、あと10歳若けりゃ…。
なんて、自分の思い通りにいかず、他人を妬んでしまうことは無いでしょうか。

「伝え方が9割」は、自分の伝え方を見直し、相手のことを第一に考えることを教えてくれました。
「伝え方が9割」の要約
「伝え方が9割」の著者は、コピーライターとして活躍する佐々木圭一さん。
神奈川県出身。上智大学理工学部機械工学科卒業後、同大学院理工学専攻にて修士課程を修了。 1997年、博報堂に入社。コピーライターに配属。その後コピーの法則を発見。カンヌ広告祭金賞を受賞。作詞家としても活動。。
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本書では、佐々木さんが十数年かけて体系化した「伝える技術」を伝授してくれます。
この技術を使うことで、料理のレシピのように伝える言葉を作り出すことができます。
「ノー」を「イエス」に変える黄金レシピ
相手が「ノー」と言うのは、自分の頼み方が「自分の望み」を叶えることしか考えられていないから。
本書が伝授する相手の「ノー」を「イエス」に変える黄金レシピは、次の3つのステップ。
- 自分の頭の中をそのままコトバにしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる
例えば、自分の望みが相手とのデートだとしたら、


相手の好みを調べた上で「驚くほどうまいパスタがあるけど、どう?」のように伝えます。
自分の望みと相手のメリットを一致させるわけです。
本書では、相手のメリットを探すための7つの切り口も紹介されています。
さらにダメ押しとして、相手の心を動かすために強い言葉を作る方法も解説されています。


「伝え方が9割」の抜粋
「伝え方が9割」を聴いて、
印象に残った文章を抜粋しました。
もがきながら膨大な量の名作のコトバを見て、考え、試行錯誤の末、発見したのです。
「伝え方にはシンプルな技術がある」
「感動的なコトバは、つくることができる」
「伝え方が9割」より
世の中大勢の伝え方は、温泉でお気軽ピンポンをやっているレベルです。
「伝え方が9割」より
まずステップ1では、頭でおもったことをそのまま口にするのはやめることです。
「伝え方が9割」より
あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。
相手の中にある。
「伝え方が9割」より
「コトバが変わったね」と言われることもあるでしょう。なぜなら、いつもの家庭の味がある日突然、シェフの味になったようなものですから。
「伝え方が9割」より
「伝え方が9割」をどう活かす?
「伝え方が9割」は出版されてから6年以上も経つのに、いまだに本屋で平積みされているのをよく見ます。
それだけ伝え方に悩む人が多いってことですね。
人との関わり方に活かす
ご多分に漏れず、僕も「伝え方」には悩んできました。
いや、今でも悩んでいるんですけどね。
人見知りの僕は、相手の言葉と自分の言葉の間(ま)が苦痛なんです。
だから、つい思ってもいないことを口にして間を埋めようとしてしまいます。

本書の趣旨とはちょっとずれるんですが、少しでも相手のことを考える時間を取って話すようにしようと思いました。
焼肉屋のメニューに活かす
焼肉屋のメニューには、本書に書かれていた「強い言葉」がすぐにでも活かせます。
本書でもあった「アルバイトのオススメ」も、手書きの差し込みメニューにすぐにでも取り入れられます。
難しいのは、提供時間が遅くなることをどうお客さんのメリットに結び付けるか、です。
焼肉屋は生の肉を出す分、料理が早く出てきて当たり前のように思われている節があります。
が、提供側の言い訳としては、焼肉屋は注文点数が多いんですよね。
それで忙しいときは提供が遅くなってしまいます。

これをお客さんのメリットにどう結び付けるかが、思いつきませんでした。
なにか良いコトバを考え付くと良いのですが…。
「伝え方が9割」のデータ
「伝え方が9割」 | |
出版日 | 2013/3/1 |
著者 | 佐々木圭一 |
ナレーター | 矢島雅弘 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
再生時間 | 02:56:10 |
図表 | 10 枚 |
チャプター数 | 10 |
紙書籍価格 | 1,512円 |
AudioBook
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1,512円 |
まとめ
ベストセラーだけあって、非常に分かりやすい本でした。
構成も抽象的な内容から始まり、徐々に具体的な内容になっているのが良いですね。
僕と同じように「伝え方」に悩んでいる人は、「自分の望みを伝える前に相手の気持ちを考える」。
まずは、これだけを意識して改善していきましょう!
AudioBookはこんな人に向いています
自動車によく乗る人
自転車通学をしている人
通勤時間が長い人
運動するのが好きな人
家事をする時間が長い人
本を読むのが苦手な人
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