渋谷で働く社長の告白(藤田晋)を聴いた!【AudioBook】

著者の藤田晋さんは2000年、東証マザーズに上場したサイバーエージェントの社長です。
Ameba(アメーバブログ)で有名な会社ですね。
当時、26歳社長の上場は史上最年少でした。
まさに”成功者”の呼び名がピッタリですが、一般人には想像できないような苦労も経験されています。
「渋谷で働く社長の告白」は、サイバーエージェント上場後3年目くらいまでの藤田晋社長の半世紀を描いた作品です。
「渋谷で働く社長の告白」の要約
本書では、サイバーエージェントの藤田晋社長が大学時代からどのようにしてあれほどまでの大きな会社の社長まで昇りつめたかを赤裸々に告白しています。
藤田晋社長は、早くも大学時代から非凡な才能を発揮します。
リクルートの代理店で圧倒的な成績を残し、新卒でインテリジェンス(現パーソル)に入社。
そして土日も休みなく働き、圧倒的な成績とともに信用を獲得していきます。
会社登記してからはその営業力を生かして少しずつスケールアップしていきます。
誰もが憧れる順風満帆な人生を歩んでいるように見えますが、その裏にはたくさんの苦悩が詰まっていました。
当たり前の話かもしれないですが、僕たちが成功者を見るときは、すでに成功しています。
でも、成功する人は、成功する前に桁違いに行動しているのがよく分かります。


「渋谷ではたらく社長の告白」の抜粋
「渋谷ではたらく社長の告白」を聴いて、
印象に残った文章を抜粋しました。
私は、土日はもちろんゴールデンウィークも休まず、夏休みもとらず、一日も休まず働き続けました。
「渋谷ではたらく社長の告白」より
「おれはあのフジテレビの隣に、もっとでかいフジタビルをつくるんだ」
「ださーい」
私の冗談に彼女は笑っていましたが、そんなでかい会社をつくりたいという夢は冗談でも何でもありませんでした。私は本気でした。
「渋谷ではたらく社長の告白」より
「みなさん、ようこそ。サイバーエージェントの社長の藤田です。」
出てきた社長が若いことに皆、驚きます。それもそのはず。私は5月に誕生日を迎えて25歳になったばかりでした。
「渋谷ではたらく社長の告白」より
初値で1520万円がつき、実に225億円の資金調達にも成功しました。
私個人の保有している株式も値上がりし、26歳にして300億円を超える資産を抱えることになりました。
「渋谷ではたらく社長の告白」より
「おれじゃない人が社長をやったほうが会社のためかも────」
忍耐強く、辛抱強い。自分でそう思って居た心がついに折れた瞬間でした。
「渋谷ではたらく社長の告白」より
「渋谷ではたらく社長の告白」で得たもの

人は常に無い物ねだりで、自分の羨む人がいると「あんな人みたいにかっこよくいきたいなぁ」なんて思いがちです。
決して全てが全て順風満帆に生きてこられた人などいないということに気付かされました。
特に藤田社長といえばITバブルの立役者でもあり、今でもよくニュースに出てくるほど注目を浴びる存在です。
そんな彼が華々しく生きているように見える裏でたくさんの悩み、葛藤し、毎日戦いながら生きていることを知りました。
自分も「もっと歯食いしばって頑張らないとな」そう思えるエネルギーを頂きました。

「渋谷ではたらく社長の告白」のデータ
「渋谷ではたらく社長の告白」AudioBook | |
出版日 | 2005/6/1 |
著者 | 藤田晋 |
出版社 | 幻冬舎 |
ナレーター | 佐々木健 |
再生時間 | 06:12:58 |
チャプター数 | 16 |
図表 | なし |
紙書籍価格 | 1,728円(文庫576円) |
AudioBook価格 | 1,728円 |
まとめ
この本にも出てきますが、ホリエモンの事件以来、「どうもネット業界は胡散臭い」と思っていました。
「楽して稼いでる」というイメージもありました。
「ヒルズ族」っていう言葉に嫌悪感もありました。
でも、本書を聴いて”努力に勝る才能なし”と、これまでとは見方が変わりました。
ホリエモンは好きになれないけど、藤田社長は好きになれました(笑)
AudioBookはこんな人に向いています
自動車によく乗る人
自転車通学をしている人
通勤時間が長い人
運動するのが好きな人
家事をする時間が長い人
本を読むのが苦手な人
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