「言葉にできるは武器になる」(梅田悟司)をAudioBookで聴いてみた!

2019年8月22日

文章術の本は何冊もあります。

逆に言えば、それだけ決定的な本が無いとも言えます。

僕もブログの文章をうまく書きたいと願い、何冊も聴いたり読んだりしましたが、なかなか上達しません。

おじさん
おじさん
これでも、昔から比べれば20%くらい上手くなっているんですけどね

言葉にできるは武器になる」は、なぜ他の文章術の本を読んでも、文章がうまく書けるようにならないのかを解き明かしてくれます。

「言葉にできるは武器になる」の要約

「言葉にできるは武器になる」の著者は、コピーライターの梅田悟司さん。

Wikipediaによると、次のコピーは梅田さんによるものだそうです。

日本コカ・コーラ/ジョージア『世界は誰かの仕事でできている。』

日本コカ・コーラ/ジョージア40周年『この国を、支えるひとを支えたい。』

リクルート/タウンワーク『その経験は味方だ。』『バイトするなら、タウンワーク。』

Wikipedia
おじさん
おじさん
テレビをほとんど見ない僕でも知ってる

本書では、文章術の本をいくら読んでも書けるようにならないのは「自分の意見を考えていないからだ」と断言しています。

文章は自分の意見

言葉には外に向かう「コミュニケーションの用途」と、内向きの「意見を育てる用途」があります。

要するに、文章や話し言葉は外向きの言葉で、頭の中で考えるのは内向きの言葉ということになります。

現代は、外向きの言葉の比重が高すぎることを著者は憂慮しています。

なぜなら、自分の意見を育てないと相手の共感を得られないからです。

共感を得られないということは、幸せになれないことを意味します。

たとえば、クラウドファンディングではどんな人に出資が集まるでしょうか?

ただ単に出資を募る人よりも、「なぜ出資してほしいのか」「自分は何をしたいのか」と、自分の意見や熱意を語る人に出資は集まります。

理由は、人が「協力したい」「貢献したい」と思うのは共感するからです。

おじさん
おじさん
「ヤバいヤバい」と、いくら言われても誰も出資したくないですね

このように、共感を得るためには内向きの言葉で考えた自分の意見が必要なのです。

言葉にできる力

当然ながら、外に出る言葉は自分の頭の中にある言葉です。

頭の中で「ヤバい」としか考えていない人が、文章術の本をいくら読んでも「ヤバい」しか出てきません。

少年
少年
考えてみれば当たり前のことですね

逆に内向きの言葉で考え抜かれたのであれば、たとえ外に向かう言葉が「ヤバい」であったとしても、相手の共感を得ることは可能になります。

自分の意見を外向きに言葉にできる人が少ないからこそ、「言葉にできる」は武器になるのです

本書では、自分自身の気持ちや意見に向き合うためにA4用紙に書き出すなど、すぐに実践できる方法が紹介されています。

「言葉にできるは武器になる」の抜粋

「言葉にできるは武器になる」を聴いて、

印象に残った文章を抜粋しました。

共感・共鳴

見聞きした内容を理解したうえで、心が動かされ、自らの解釈が加わっている状態。

相手の意見や感情などに「その通りだ」と感じ、自分なりの考えを加えたり、自分にもできることがないかと協力を申し出るといった行動を起こしたくなる。

「言葉にできるは武器になる」より

言葉にできないということは「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。どんなに熟考できていると思っていても、言葉にできなければ相手には何も伝わらないのだ。

「言葉にできるは武器になる」より

言葉に重みが生まれる、最大の理由。

それは、言葉を発信する側の人間が、自分の体験から本心で語っていたり、心から伝えたいと思うことによる「必死さ」「切実さ」に因るところが大きい。

その結果、どんなに平易な言葉であっても、意図が十分に伝わることで、人の心を惹きつけて離さなくなる。

「言葉にできるは武器になる」より

「内なる言葉」が豊かになることは、「外に向かう言葉」のタネが充実していくことを意味している。つまり、内なる言葉を育てることで、自然と外に向かう言葉は磨かれていくのだ。

「言葉にできるは武器になる」より

気持ちをはっきりと認識できたとき、言葉は自然と強くなる。

「言葉にできるは武器になる」より

「言葉にできるは武器になる」を仕事にどう活かす?

「言葉にできるは武器になる」を聴いて、僕の言葉や文章がイマイチなのは、言葉を発する前の段階で考えるのを適当に終わらせているからだと分かりました。

おじさん
おじさん
うすうす考えが浅いな、とは思ってたんですけどね

まず、「ヤバい」「面白い」「すごい」などの形容詞で考えを止めず、「なぜヤバいのか」「どうして面白いのか」まで考えるようにします。

考えを抽象的な言葉で誤魔化しているから、文章にしたときも誰が書いたのか分からないような文章になるんだと思います。

もう一歩踏み込んで、深く思考することが大事ですね。

たとえば、僕の店のメニューには「柔らかくてジューシーな黒毛和牛のバラ肉」と書いてありますが、本当にこれで良いのか?と考えてみます。

柔らかいのはなぜか?

どう柔らかいのか?

そもそも、黒毛和牛の長所は柔らかいことなのか?ジューシーなことなのか?

少年
少年
最大の長所は「旨い」ことですね

こう考えると、「柔らかくてジューシーな黒毛和牛のバラ肉」では、自分の店の特徴も黒毛和牛の良さも表現できていないことがわかります。

おじさん
おじさん
こういうのを全部まとめて上手いこと言うのがコピーライターなんですね

文章も店のメニューも、もっと深堀して考えるようにします。

「言葉にできるは武器になる」のデータ

「言葉にできるは武器になる」
出版日 2016/8/26
著者 梅田悟司
ナレーター 市村徹
出版社 日本経済新聞出版社
再生時間 05:15:39
図表 2 枚
チャプター数 15
紙書籍価格 1,620円
AudioBook 価格 1,620円

まとめ

文章を書く前に、自分の意見が考えられていないと気付いたのが大きな収穫でした。

これまで、文法や論理性など技術的なことが足りないと思い、何冊も文章術の本を読んできました。

そもそも、文章の核となる意見が無かったんですね。

うちの近所のうどん屋では「大エビの天ぷら」と称して、小さなエビに衣をいっぱい付けて出しています。

僕の文章も、まさに自分の痩せた意見を大きく見せようとしていただけだと気付かせてくれました。

おじさん
おじさん
頭の中で自分の意見を大きく太らせてから、文章を書くようにします

AudioBookはこんな人に向いています

自動車によく乗る人
自転車通学をしている人
通勤時間が長い人
運動するのが好きな人
家事をする時間が長い人
本を読むのが苦手な人