Kindle本の読み上げが便利!【AndroidのTalkbackの使い方】

AmazonのKindle本は、音声で読み上げる方法がいくつかあります。
今回は、Android端末でTalkbackを使って読み上げる方法を紹介します。

この記事では、次の順にTalkbackの設定していきます。
- TalkBackの設定
- アプリのインストール(TalkBackが無い場合)
- Kindleの設定
TalkBackの音声サンプル
TalkBackの音声読み上げの動画を撮影してみました。
ちなみにiPhoneの読み上げがこちら。
Amazon Fireタブレットの読み上げがこちら。
TalkBackの特徴
・iPhoneの読み上げと違って図表があっても止まりません。
・ちょこちょこ読み間違いがあります。
・また、ページ送りの時に「プ」と音がします。(これは設定方法があるかも)原因はよく分かりませんが、使っているうちに音は消えました。

もし「これは使えねえ」という方がいたら、Audibleやaudiobook.jpを検討してみてください。
やはり人間の生声の朗読のほうが聴きやすいのは間違いないです。
Audibleとaudiobook.jpは無料体験ができるので、気になる方は試してみてください。
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TalkBackの設定方法
では、TalkBackを使えるように設定していきましょう。
TalkBackをONにする方法
設定詳細設定ユーザー補助の順にタップします。

ユーザー補助の画面にTalkBackの項目があれば、ONにしてください。

TalkBackをONにすると、スマホの全てのボタン操作で音声案内が始まります。
次の2つの操作方法を覚えておいてください。
TalkBackの終了 音量ボタンの大小を同時に3秒ほど同時押し
TalkBack中のボタン操作 ダブルタップ

ユーザー補助にTalkBackが無い場合
TalkBackが無い場合は、アプリをインストールします。
GooglePlayで「TalkBack」または「Android Accessibility Suite」で検索し、「Android Accessibility Suite」をインストールしてください。


インストールできたら、上で説明した手順でTalkBackをONにしてください。
TalkBackの詳細設定
TalkBack使用時の細かな設定をおこないます。
画面の自動回転
TalkBackは、画面が自動回転してもストップしてしまいます。
設定ディスプレイ画面の自動回転でOFFにしておくのがオススメです。
TalkBackの音量操作
TalkBackの音量操作は、本体の音量とは別になっています。
TalkBackの読み上げ中に音量ボタンで操作するか、設定音メディアの音量で調整してください。

TalkBackの速度と声の高さ
TalkBackの速度と声の高さは、設定詳細設定ユーザー補助テキスト読み上げの出力でで変更できます。

最速で4倍くらいです。
でも、AmazonのFireタブレットの4倍速よりも速く感じます。
その他の設定については、GoogleのAndroid Accessibilityヘルプで確認してみてください。
Kindleのインストールと設定
TalkBackの準備ができたら、Kindleアプリをインストールします。


Kindleを使うのが初めてで、読む本が無い場合はKindle Unlimitedで30日間の読み放題無料体験ができます。
Kindleにログインし、読む本をダウンロードしたら、文字と行間を最小にします。これは、ページ送りの回数を減らすための設定です。

読み上げを聴きながら文字を読んでいく方は、この設定は不要です。

文字サイズの設定が終わったら、いよいよ読み上げを始めます。
読み上げは次の手順で操作します。
- 読みたいページを開きます。
- TalkBackをONにします。
- 右にスワイプ+ダブルタップで読み上げが始まります。
「右にスワイプ+ダブルタップ」は少し慣れが必要です。
「す~トントン」と、間を開けずに一連の動作として指を動かしてみてください。


読み上げが1ページで終わってしまうとき
下のように緑色の枠ができている場合、読み上げが1ページで終わってしまいます。

ダブルタップをして、緑の枠を解除してください。
TalkBackのデメリットと対策
TalkBackをつかった耳読書で、読書量が増えるのは確かなのですが、他の端末に比べた場合のデメリットもあります。
操作が面倒・ボタンに触れると止まる
TalkBackの一番のデメリットは、操作が面倒だということ。
「右にスワイプ+ダブルタップ」も面倒ですが、速度調整や音量調整をしようとボタンを触るだけで読み上げがストップしてしまいます。
また、スマホをONにするだけで読み上げが始まってしまうもデメリットです。
毎回、音量の大小ボタンを押すのはかなりのストレスです。
対策1・読み上げ専用のスマホを用意する
対策の1つ目は、普段使いのスマホとは別に、Kindleの読み上げ専用スマホを用意することです。
Simを入れる必要はないので、安いスマホを購入するだけでOKです。
ただ、この方法だと、操作が面倒だという根本的な問題は解決しません。
対策2・先に録音する
2つ目の対策は、YouTubeで勝間和代さんが紹介していた方法です。
実は、僕もこの方法で先に録音してから、iPhone で聴いています。
録音方法などは別の記事で紹介しますが、次のようなメリットがあります。
- 途中で止まらない
- アプリ「語学プレイヤー」で速度調整できる
- 持ち運び端末が1台で済む
録音は簡単で、「シンクロ録音」を使うと放ったらかしで録音してくれます。
また、2倍速くらいで録音すると、たいていの本は3時間もあれば録音できます。
僕も勝間さんが紹介していたソニーのPCM-A10を買いました。
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でも、必須機能「シンクロ録音」ができる機種なら、もっと安いのでも大丈夫だと思います。
コードを繋いで録音するので、マイクの精度やノイズ除去などの機能は不要です。

本体の他に、下のようなスマホとレコーダーを繋ぐコードが必要です。
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使用したスマホ
今回使用した端末を紹介します。これから端末を買う方は、機種選びの参考にしてください。
使用したスマートフォンはZTE Blade E02という中国製のものです。
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Androidのバージョンは7.0ですが、十分に動きました。

まとめ
今回は、AndroidのTalkBackを使ったKindle本の読み上げを紹介しました。
操作が面倒だというデメリットはありますが、1日1冊以上の本が読めるメリットはかなり大きいです。
読書量は年収に比例すると言われているので、ステップアップを目指す方に読書は必須だと言えます。
僕と同じように活字を読むのが苦手な方は、ぜひ試してみてください!
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